おはようございます。
モノ売りから、コト売りへ。
というのは簡単だけど、ビジネスとして成果を
作るのは、本当に難しいこと。
(西野の「アイデアに価値はない」=成果作らないと意味がない、という言葉は重い)
とは言うもののまずはアイデアです。
西野が、美容室のカットやカラーリングをギフトという商品にして
最近、成果を作ってました。
やはり、モノをコト化する重要な要素の一つは贈り物にすることです。
ギフトは、モノを体験価値に変換しますので。
じゃあ、なんでもギフトにすればいいじゃんという風にもいかず、
贈りたい人が贈りたいと思い、
贈られた人がもらって喜ぶ、
そのギフト体験がスムーズに行われるように設計しなければなりません。
普通、贈り物を貰えば、誰もが嬉しいし、
贈り物を贈りたいと、誰もが思う。
これを何が阻んでいるか?
ここをしっかりと考えなければなりません。
そこで、一つ考えてみたのが、
「老人介護施設バースデープレゼント大作戦」
・贈られる人
老人福祉施設で生活しているおばあちゃん
・贈る人
おばあちゃんのご家族
・ギフトのお手伝いをする人
施設のオーナーさん
これら登場人物が3者ともハッピーになる仕組み。
そもそも、おばあちゃんたちは外に買い物に行けないし、
買い物するお金ももちません。
だけど、たまには新しい服着て、おしゃれしたいというニーズは確実にある。
一方、ご家族の抱える問題は、
おばあちゃんになかなか会いに来れてない後ろめたさ。
何かで埋め合わせしたいという結構切実な気持ち。
(実はこの商品の肝はここにある)
施設のオーナーさんにしてみれば、
ご家族の気持ちも晴れ、おばあちゃんが喜ぶことは、
ぜひ、後押ししたい。
ならば、
「おばあちゃんバースデーカタログ」は
3方よしのみんなに喜ばれるサービスになるのでは?
具体的には、
セーターやカットソーなどトップスが、
着用写真で、30種類ほど並べられており、
各種ストールも30種類。
それらを自由に組み合わせることができる。
松竹梅をご用意する。つまり2000円、3000円、4000円のセット。
それぞれ豪華なラッピングをさせていただきます!
この「おばあちゃんバースデーカタログ」のキモは、
何と言っても、ご家族の後ろめたさ
なので、そこに的を絞った施策を考えるべきです。
ここには、違いなくジョブがあると
私が思うのは、
私自身の体験でもあるから。
101歳で亡くなったおばあさんは、10年近く施設暮らしでしたが、
会いに行ったのは、年に2〜3回だけでした。
おばあさんのために、もっと何かしてあげたかったとよく思うのです。
おそらく、全国のご家族は、
そういうジョブを抱えているのです。きっと数千万人。
将来的に、各施設にポラロイドカメラも提供し、
ご購入いただいたご家族は、おばあちゃんとの記念写真もプレゼントする
サービスもいいな。
社会のお困りごと解決のためにも、
ギフトが得意なテトテテとインデップのコラボで
挑戦できないものでしょうか。
全国の老人福祉施設で、話題になるかもしれません。