おはようございます。
アメリカは、日本より早くIT化が進み、
日本以上にネット消費社会と言われます。
果たして本当にそうでしょうか?
確かに、GAFAやUberなどの、先進的なビジネスが生まれて
社会を変革しています。
それでも、例えば、アメリカ社会のネット消費比率は、わずかに10%
超えた程度です。(日本6% 中国13%)
リアル店舗が、この世から無くなる事はないなと
確信もてた今回の視察ツアーであった気がします。
最も先進的だと言われるAmazon Goに行きました。
デザインはカッコよく、
買い物はスマホでスムースな設計になっていますが、
観光地化して賑わっているという程度です。
日本のセブンと比べてどうかというと、
地域のコンビニエントスポットになっているセブンの方が
断然魅力が高いと思いました。
ただ、従来型の、モノ売りをしている
リアル店舗は、淘汰されていくのは間違いありません。
メーシーズや、ノードストロームでさえ、売り場に新鮮さがなく、
どんな価値、体験を提供する店なのかが伝わりません。
GAPやH&Mでさえ、消耗戦を戦っているイメージです。
逆に、伸びているリアル店舗ビジネスは、
① お客様が明確で、
② そのお客様のどのようなお困りごとを解決するための店か、
つまりコンセプトが明確。
よく言われる事ですが、
・ 誰に
・ 何を(コンセプト・体験)
・ どのように(デザイン・顧客体験設計)
この点を見事に体現している店として、
・ Trader Joe’s (低価格で超カワイイ)
・ Whole Foods Market (高価格、オーガニック、上品)
(この2店舗、コンセプトは真逆くらい違います)
店の隅々から、コンセプトが伝わるこだわりがあります。
ポップがカワイイ(基本手書き的)
レジなどの短時間接客を大切に
肉魚チーズなどの対面販売で上質な体験
PB商品開発!
人の力の発揮のしどころが、素晴らしく、
ネット商品じゃできない、店舗体験の価値を高めている!
とにかく、よくわかる事は、
今では常識となっている「体験・コンセプトを売る!」という戦略に
店がきちんと向かっているかどうかだと。
ついつい、売上や利益や、モノを売る事に向かってしまうと、
どんどん衰退するということがよく理解できるツアーでした!
人を生かすビジネスは、
「体験、コンセプト」のビジネスで、
人を幸せにする活動だなあと、よくわかりました。